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『TPPをきっかけとした3つの考察』 [『考察する』-【経済】]
環太平洋戦略的経済連携協定(TPP=トランス・パシフィック・パートナーシップ)
いまさらかもしれないですが、TPPをきっかけに問題として具現化された事について簡単にですが考察してみました。
一応3つに分けて考えてみました。
(はじめに申しておきますが、私は別に政治や経済や農業の専門家ではありません。あくまで日本国の一国民としての考察です。)
1つ目、まずは『国の在り方』についてです。
管首相は「平成の開国!」と必死に叫んでおり、マスコミもそれを煽って「輸出しなけば日本の経済は成長しない!」
「農産物も輸出しよう!改革が必要だ!」と賛成派の声しか聞こえてきません。ところが肝心のTPPの
協議内容については、どのマスコミもほとんど報道しないのが現状です。しまいには管首相はTPPの内容を
熟慮していないような発言さえしています。
TPPは参加国内の「関税ゼロが原則。多分野にわたる自由貿易。」が主な内容だと思いました。
報道ではこの「関税ゼロ」が大きく扱われていますが、反対する人の中には農業の他に「自由貿易に問題。」
という声が聞こえてきます。
とりわけ「法曹・郵政・サービス」です。そして「サービス」の一端を担っている「保険・医療・ひと」などが、
「平成の開国」に関わる1番の要素であると私は断言します。
(ユーチューブで「小野寺五典 TPP」と検索するとTPPの内容を小野寺議員が話されているのでわかると思います。)
日本のTPPの主な取引国はアメリカです。まあアメリカ提案なので、自国優位の提案に間違いはないのですし、
今仮に「流通の自由」が認められれば、多くの外国人の方々が日本に働きに来られるのは、
今の産業界を見れば一目瞭然でしょう。そして今度こそアメリカの傀儡と化す事、間違いなしです。
アメリカ合衆国日本州の出来上がりです。ノーと言えない日本人なので。
移民としては、とりわけ医療・生産労働者としてベトナムあたりから、法曹・保険あたりはアメリカから
押し寄せるでしょうね。そしてビジネスだけでなく、一般の方も英語が必須になってくるでしょう。
それに伴い外国人参政権・永住権の問題も浮上してきますね。他にも様々な問題が考えられますが、
要はこれら「移民」という変化を日本国民が受け入れる事が出来るかどうかです。
極端に言えば、外国の方の永住を認め、日本の行く末を共に決めていけるか?です。
そう農業だけの問題ではないのです。日本の在り方が問われているのです。今まさに・・。
日本は移民文化を持ち合わせていないですし、ましてそれが日常でもありません。
「現代はグローバル化が当然。」と言いますが、それは「経済」だけでなく「国」もなのか疑問に思います。
確かに「経済」は競争ですから、グローバル化は必須でしょう。でも「国」は全くの別物です。
私は古いタイプの人間なので日本の行く末・在り方は、その地に生まれた日本人で決めたい。
英語ではなく、情緒ある日本語を大事にしたい。スポーツによく見られますが、自国の国民としての誇りがあります。
国とはいち指導者・権力者のものではありません。そこに住んでいる人達の存在こそが国なのです
だから私は国として何の準備も対策もしていない日本の現段階のTPP参加は反対です。
2つ目は『経済』について考えてみます。
これまた私は専門家ではないので、詳しいデータなどはわかりませんが、素人が考えられる限りで考えてみたいと思います。
まず「関税の原則撤廃」なのでどの国も輸出が伸びますよね。「これによって日本経済が成長し、デフレ脱却にも
繋がり世界に取り残されない。」と、こんなような事を経団連の方々も言ってました。ですが、現在参加国内の
日本の輸出先はほぼアメリカです。そして参加国を見回しても、やはり今後輸出で期待できるのはアメリカだと
考えられます。何故ならパイもでかいし、需要があり所得もある程度あるからですかね。
他の国は人口も少なめで所得もあまり高くないと思うので、高い日本の国内生産製品の輸出先には向いていないのが現状ですよね。
ここで1つ疑問、一例ですがアメリカとの自動車の関税は5%程度との事。これを0%にして果たして大きな
経済効果が見込めるのか?という事です。農産物は何百%という関税を日本はかけてますが、これも0%になる。
日本に輸出したい国にとっては大きなメリットですね。日本の消費者にとっては、安く食料品は買える。
(品質・安全性は別に置いておきます。)これもメリットかな?
要は外国産を今までより安く買える可能性があるのは間違いないですね。
結論として今回のTPP参加には、輸出のメリットと輸入のデメリット、どちらが大きいのかを真剣に検討する
必要があります。特定産業のメリットをいくら強調しても、それだけで日本経済がまわっている訳ではないです。
これを誇張して報道するマスコミ・経団連のお偉い方々には責任問題があると思います。むしろ外需より
内需の方が大きいくらいです。「輸出しないと!」と言っても、今の大手企業は、海外で現地生産して消費して
いるので、関税もかかっていません。輸出ではないのです。日本に法人税落ちません。
そこに日本人の雇用なども生まれるはずもありません。
また中国や韓国、インド、EUがTPP参加国に入っていないのも気になります。現在の世界の最大市場は中国です。
(バブル崩壊後はわかりませんが。)その中国が加盟していないのでは輸出は伸びませんよね。
韓国やEUなどは過去の例などもあり、アメリカ有利な協定には参加しないスタンスです。
逆に言えば、TPPはアメリカが自国の経済発展の為に他の国(主に日本)を隷属させるシムテムだと言えます。
最後に企業家・創業家・評論家含め、「経済成長なくして日本の安定はない。」ような事を仰られていますが、
私はコレに強い疑問を感じます。
①「経済」は常にはっきりわかる右肩上がりでなければならないのか?
②常に輸出に頼った経済でいいのか?
という疑問です。
①に対しては極端な話、私は横ばいか、統計的なゆるやかな成長でいいと思っています。
要はそこで働いている社員達の生活水準・待遇が維持されているかどうかです。いくら成長しても現代では
派遣切りが日常で行われ、人員削減・給与カットもまた当たり前の事として行われています。
昇給のメドもなくボーナスもわかりません。けれど企業の社長や役員はその責任をとって身を切らないのが現状です。
また利益や売上が上がっても、今後の情勢を鑑みて内部留保か設備投資の資金にまわされています。
これで果たして経済成長していく意味があるのでしょうか?いつ自分達の暮らしは豊かになるのでしょうか?
自国の人も安く雇っておいて、更に安い外国人がいれば、そちらを雇う。果たしてこれで皆さん幸せなのですか?
自国の国民も満足させる事の出来ない経済成長に意義はあるのですか?私は嫌ですし、納得できません。
限りない成長や進化を目指した結果、破綻するのは世の常です。だったら緩やかでも横ばいでもいいので、
安心して皆が生活できる働ける、次の将来を設けられる水準の維持を目指すべきだと考えますし、その為なら努力もするでしょう。
②に対しては輸出には自ずと限度が訪れます。
極端な話、地球が物質である以上、器に限界があるのです。また輸出先の国との関係が深刻に悪化した場合どうするのでしょう?1度抉れた壊れた関係はなかなか修復できません。そういった極端な変化に現場は瞬時に対応できるのか?経済以上に国と国の付き合いはナマモノなのです。
今日本では違う価値観は生まれつつあります。それは心の豊かさを求める心理です。
モノが不自由しない、ある程度の生活水準があるから考える事なのかもしれません。
市場主義・資本主義・競争社会で晒された結果なのかもしれません。
ですが確かに時代は変わりつつあるのを肌で感じます。
私はこのTPPより具体化された『将来の日本経済』について、
一部のお偉い方達で決めるのではなく、国民1人1人が真剣に考え、議論し、
対策を講じる必要性がある事だと感じました。
最後は『農業』について考えてみます。
またまた私は専門家ではないので、詳しいデータなどはわかりませんが、素人が考えられる限りで考えてみたいと思います。(どうしようない私^^;)
TPP賛成派の意見には、「農業も改革が必要。農家は今まで保護され過ぎ。」「農業も農産物を輸出できる
ビジネスチャンスだ。」「株式化しろ。」という意見があります。反対派は「安い海外の農産物が大量に入ってきて、
価格破壊が起き、潰れてしまう。」等の意見があります。
確かに農業の改革は必要な事だと思います。様々な規制があり、やりたい人ができない現状ですからね。
労働者は高齢者がほとんどなので、世襲が難しくなっている今、そういう事も必要でしょう。
さてここで『農業』は経済・ビジネスなのか安全保障なのか?どう捉えるかによってTPP参加へのヒントが見えてくると思います。
最初に申し上げますが、私は『農業』を「安全保障」と捉えています。だから農業をビジネスと捉えているTPPには反対なのです。
世界的食糧危機に片足がつっこんでいる現在、輸入に頼っていれば、もしも他国が自国の保全の為、
輸出をストップした場合(まあするでしょう。)、日本はどうするのでしょう?最終的には金なのでしょうか?
それでも世界が同じ状態なら金は無意味な紙切れです。お金で空腹は満たされません。自給率の向上・
備蓄を怠れば、北朝鮮の二の舞ですね。また他国では農業に手厚い保護をしています。
やはりビジネスではないからでしょう。
ですから自給率UPの為の効率化・農業改革は賛成です。JAが害でしかないなら解体も必要でしょう。
ではビジネスとして捉えた場合はどうでしょうか?日本の品質・安全性の高い高価な食品は、一般大衆向け
ではなく、一部に裕福な方のみの消費に留まらないでしょうか?
また「農地法などの規制により企業が参画しづらい。」と今になって言ってますが、企業は利益が見込めないから
今までしなかったのでは?と疑問に思います。そして仮にですが、生産した物は輸出向けが全てなのですか?
とも聞きたい。「現地で生産すればいい。」との意見もありますが、実際その土地に適合した農産物の製品化や
品種改良などはかなりの年月を要します。天候に左右され下地が出来るまで時間がかかり、仮にシステム化出来たとしても、それで日本経済は明るくなるのでしょうか?(底上げになるとは思いますが。)
また企業ならいざ知らず一般の農家にそういった投資が出来る余力があるのでしょうか?
ビジネス化には様々な課題があり、それを乗り越えていくには、しっかりとした下準備が必要なのです。
なので拙速な対策と思いつき始めるビジネスではないような気がします。
農業は様々な人達の理解により、段階を経て初めて改革できる分野なのだと思います。
くしくもTPPによって、農家の方々以外の人達にも、それが明らかになったのではないでしょうか?
FTAやEPAは2国間協議なので、分野毎の個別の条件提示や交渉も出来ますが、TPPは多国間の
統一協議なのです。それぞれの国に思惑があり、自国の優位を確保しようと、あらゆる手段を講じてきます。
それは経済のみならず、その国の文化にも踏み込んでくる内容・影響力を持っています。ですから、
経済VS農業ではなく、様々な視点の上に立ち、あらゆる可能性を模索し、その結果生じる事に対しての対策を
講じることが出来ければ最悪、国の崩壊というシナリオも有り得る事を我々もまた認識しておかなければいけないのだと思います。
「次の世代・子供達に何を残していけるのか?託すのか?」
本当に難しい社会・世界・時代を今生きているのだと実感します・・・。
いまさらかもしれないですが、TPPをきっかけに問題として具現化された事について簡単にですが考察してみました。
一応3つに分けて考えてみました。
(はじめに申しておきますが、私は別に政治や経済や農業の専門家ではありません。あくまで日本国の一国民としての考察です。)
1つ目、まずは『国の在り方』についてです。
管首相は「平成の開国!」と必死に叫んでおり、マスコミもそれを煽って「輸出しなけば日本の経済は成長しない!」
「農産物も輸出しよう!改革が必要だ!」と賛成派の声しか聞こえてきません。ところが肝心のTPPの
協議内容については、どのマスコミもほとんど報道しないのが現状です。しまいには管首相はTPPの内容を
熟慮していないような発言さえしています。
TPPは参加国内の「関税ゼロが原則。多分野にわたる自由貿易。」が主な内容だと思いました。
報道ではこの「関税ゼロ」が大きく扱われていますが、反対する人の中には農業の他に「自由貿易に問題。」
という声が聞こえてきます。
とりわけ「法曹・郵政・サービス」です。そして「サービス」の一端を担っている「保険・医療・ひと」などが、
「平成の開国」に関わる1番の要素であると私は断言します。
(ユーチューブで「小野寺五典 TPP」と検索するとTPPの内容を小野寺議員が話されているのでわかると思います。)
日本のTPPの主な取引国はアメリカです。まあアメリカ提案なので、自国優位の提案に間違いはないのですし、
今仮に「流通の自由」が認められれば、多くの外国人の方々が日本に働きに来られるのは、
今の産業界を見れば一目瞭然でしょう。そして今度こそアメリカの傀儡と化す事、間違いなしです。
アメリカ合衆国日本州の出来上がりです。ノーと言えない日本人なので。
移民としては、とりわけ医療・生産労働者としてベトナムあたりから、法曹・保険あたりはアメリカから
押し寄せるでしょうね。そしてビジネスだけでなく、一般の方も英語が必須になってくるでしょう。
それに伴い外国人参政権・永住権の問題も浮上してきますね。他にも様々な問題が考えられますが、
要はこれら「移民」という変化を日本国民が受け入れる事が出来るかどうかです。
極端に言えば、外国の方の永住を認め、日本の行く末を共に決めていけるか?です。
そう農業だけの問題ではないのです。日本の在り方が問われているのです。今まさに・・。
日本は移民文化を持ち合わせていないですし、ましてそれが日常でもありません。
「現代はグローバル化が当然。」と言いますが、それは「経済」だけでなく「国」もなのか疑問に思います。
確かに「経済」は競争ですから、グローバル化は必須でしょう。でも「国」は全くの別物です。
私は古いタイプの人間なので日本の行く末・在り方は、その地に生まれた日本人で決めたい。
英語ではなく、情緒ある日本語を大事にしたい。スポーツによく見られますが、自国の国民としての誇りがあります。
国とはいち指導者・権力者のものではありません。そこに住んでいる人達の存在こそが国なのです
だから私は国として何の準備も対策もしていない日本の現段階のTPP参加は反対です。
2つ目は『経済』について考えてみます。
これまた私は専門家ではないので、詳しいデータなどはわかりませんが、素人が考えられる限りで考えてみたいと思います。
まず「関税の原則撤廃」なのでどの国も輸出が伸びますよね。「これによって日本経済が成長し、デフレ脱却にも
繋がり世界に取り残されない。」と、こんなような事を経団連の方々も言ってました。ですが、現在参加国内の
日本の輸出先はほぼアメリカです。そして参加国を見回しても、やはり今後輸出で期待できるのはアメリカだと
考えられます。何故ならパイもでかいし、需要があり所得もある程度あるからですかね。
他の国は人口も少なめで所得もあまり高くないと思うので、高い日本の国内生産製品の輸出先には向いていないのが現状ですよね。
ここで1つ疑問、一例ですがアメリカとの自動車の関税は5%程度との事。これを0%にして果たして大きな
経済効果が見込めるのか?という事です。農産物は何百%という関税を日本はかけてますが、これも0%になる。
日本に輸出したい国にとっては大きなメリットですね。日本の消費者にとっては、安く食料品は買える。
(品質・安全性は別に置いておきます。)これもメリットかな?
要は外国産を今までより安く買える可能性があるのは間違いないですね。
結論として今回のTPP参加には、輸出のメリットと輸入のデメリット、どちらが大きいのかを真剣に検討する
必要があります。特定産業のメリットをいくら強調しても、それだけで日本経済がまわっている訳ではないです。
これを誇張して報道するマスコミ・経団連のお偉い方々には責任問題があると思います。むしろ外需より
内需の方が大きいくらいです。「輸出しないと!」と言っても、今の大手企業は、海外で現地生産して消費して
いるので、関税もかかっていません。輸出ではないのです。日本に法人税落ちません。
そこに日本人の雇用なども生まれるはずもありません。
また中国や韓国、インド、EUがTPP参加国に入っていないのも気になります。現在の世界の最大市場は中国です。
(バブル崩壊後はわかりませんが。)その中国が加盟していないのでは輸出は伸びませんよね。
韓国やEUなどは過去の例などもあり、アメリカ有利な協定には参加しないスタンスです。
逆に言えば、TPPはアメリカが自国の経済発展の為に他の国(主に日本)を隷属させるシムテムだと言えます。
最後に企業家・創業家・評論家含め、「経済成長なくして日本の安定はない。」ような事を仰られていますが、
私はコレに強い疑問を感じます。
①「経済」は常にはっきりわかる右肩上がりでなければならないのか?
②常に輸出に頼った経済でいいのか?
という疑問です。
①に対しては極端な話、私は横ばいか、統計的なゆるやかな成長でいいと思っています。
要はそこで働いている社員達の生活水準・待遇が維持されているかどうかです。いくら成長しても現代では
派遣切りが日常で行われ、人員削減・給与カットもまた当たり前の事として行われています。
昇給のメドもなくボーナスもわかりません。けれど企業の社長や役員はその責任をとって身を切らないのが現状です。
また利益や売上が上がっても、今後の情勢を鑑みて内部留保か設備投資の資金にまわされています。
これで果たして経済成長していく意味があるのでしょうか?いつ自分達の暮らしは豊かになるのでしょうか?
自国の人も安く雇っておいて、更に安い外国人がいれば、そちらを雇う。果たしてこれで皆さん幸せなのですか?
自国の国民も満足させる事の出来ない経済成長に意義はあるのですか?私は嫌ですし、納得できません。
限りない成長や進化を目指した結果、破綻するのは世の常です。だったら緩やかでも横ばいでもいいので、
安心して皆が生活できる働ける、次の将来を設けられる水準の維持を目指すべきだと考えますし、その為なら努力もするでしょう。
②に対しては輸出には自ずと限度が訪れます。
極端な話、地球が物質である以上、器に限界があるのです。また輸出先の国との関係が深刻に悪化した場合どうするのでしょう?1度抉れた壊れた関係はなかなか修復できません。そういった極端な変化に現場は瞬時に対応できるのか?経済以上に国と国の付き合いはナマモノなのです。
今日本では違う価値観は生まれつつあります。それは心の豊かさを求める心理です。
モノが不自由しない、ある程度の生活水準があるから考える事なのかもしれません。
市場主義・資本主義・競争社会で晒された結果なのかもしれません。
ですが確かに時代は変わりつつあるのを肌で感じます。
私はこのTPPより具体化された『将来の日本経済』について、
一部のお偉い方達で決めるのではなく、国民1人1人が真剣に考え、議論し、
対策を講じる必要性がある事だと感じました。
最後は『農業』について考えてみます。
またまた私は専門家ではないので、詳しいデータなどはわかりませんが、素人が考えられる限りで考えてみたいと思います。(どうしようない私^^;)
TPP賛成派の意見には、「農業も改革が必要。農家は今まで保護され過ぎ。」「農業も農産物を輸出できる
ビジネスチャンスだ。」「株式化しろ。」という意見があります。反対派は「安い海外の農産物が大量に入ってきて、
価格破壊が起き、潰れてしまう。」等の意見があります。
確かに農業の改革は必要な事だと思います。様々な規制があり、やりたい人ができない現状ですからね。
労働者は高齢者がほとんどなので、世襲が難しくなっている今、そういう事も必要でしょう。
さてここで『農業』は経済・ビジネスなのか安全保障なのか?どう捉えるかによってTPP参加へのヒントが見えてくると思います。
最初に申し上げますが、私は『農業』を「安全保障」と捉えています。だから農業をビジネスと捉えているTPPには反対なのです。
世界的食糧危機に片足がつっこんでいる現在、輸入に頼っていれば、もしも他国が自国の保全の為、
輸出をストップした場合(まあするでしょう。)、日本はどうするのでしょう?最終的には金なのでしょうか?
それでも世界が同じ状態なら金は無意味な紙切れです。お金で空腹は満たされません。自給率の向上・
備蓄を怠れば、北朝鮮の二の舞ですね。また他国では農業に手厚い保護をしています。
やはりビジネスではないからでしょう。
ですから自給率UPの為の効率化・農業改革は賛成です。JAが害でしかないなら解体も必要でしょう。
ではビジネスとして捉えた場合はどうでしょうか?日本の品質・安全性の高い高価な食品は、一般大衆向け
ではなく、一部に裕福な方のみの消費に留まらないでしょうか?
また「農地法などの規制により企業が参画しづらい。」と今になって言ってますが、企業は利益が見込めないから
今までしなかったのでは?と疑問に思います。そして仮にですが、生産した物は輸出向けが全てなのですか?
とも聞きたい。「現地で生産すればいい。」との意見もありますが、実際その土地に適合した農産物の製品化や
品種改良などはかなりの年月を要します。天候に左右され下地が出来るまで時間がかかり、仮にシステム化出来たとしても、それで日本経済は明るくなるのでしょうか?(底上げになるとは思いますが。)
また企業ならいざ知らず一般の農家にそういった投資が出来る余力があるのでしょうか?
ビジネス化には様々な課題があり、それを乗り越えていくには、しっかりとした下準備が必要なのです。
なので拙速な対策と思いつき始めるビジネスではないような気がします。
農業は様々な人達の理解により、段階を経て初めて改革できる分野なのだと思います。
くしくもTPPによって、農家の方々以外の人達にも、それが明らかになったのではないでしょうか?
FTAやEPAは2国間協議なので、分野毎の個別の条件提示や交渉も出来ますが、TPPは多国間の
統一協議なのです。それぞれの国に思惑があり、自国の優位を確保しようと、あらゆる手段を講じてきます。
それは経済のみならず、その国の文化にも踏み込んでくる内容・影響力を持っています。ですから、
経済VS農業ではなく、様々な視点の上に立ち、あらゆる可能性を模索し、その結果生じる事に対しての対策を
講じることが出来ければ最悪、国の崩壊というシナリオも有り得る事を我々もまた認識しておかなければいけないのだと思います。
「次の世代・子供達に何を残していけるのか?託すのか?」
本当に難しい社会・世界・時代を今生きているのだと実感します・・・。
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